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無垢フローリングの種類と特徴

2015年10月10日

無垢材フローリング

新築やリフォームの際に多く取り入れられている床材は、木質フローリング。
木質フローリングには、無垢材と複合フローリング(ベニヤで張り合わせた合板)があり、一般的には、複合フローリングが広く用いられています。多分安価であり、狂いのない均一化された素材で施工性が良いという事でしょうか。
しかし、天然木の持つ風合いや肌触り、木目や色味の美しさなどから無垢材も、最近では人気のある床材のひとつとして多くなってきました。

無垢のフローリングには、さまざまな樹種が揃っており、それらの特徴はそれぞれ異なります。ここでは、住宅で用いられる無垢のフローリングの種類と特徴、選ぶ際に知っておきたい基礎知識をまとめました。
保温性、調湿性、弾力性などが魅力の無垢材
杉材のフローリングは、柔らかさが特徴。節の有無で、価格も変わってくる。節のあるタイプであれば、比較的安価 。
無垢材とは、切り出した天然木の一枚板を加工したもののこと。樹種によって異なりますが、一般的に、空気を多く含んでいるので保温性や断熱性が高いことが特徴。また、湿気の多い季節は余分な湿気を吸収し、乾燥しがちな季節は排出する調湿作用もあるので、夏は素足で歩いてもべとつかず、冬は静電気を抑えるのも魅力。柔らかい樹種であれば弾力性もあるので、足腰への負担は少ないです。

ただし、湿度の変化によって、膨張と収縮を繰り返すので、場合によっては、反りや割れなどが生じることも。最近では、耐久性や寸法安定性を高めるため、特殊な加熱処理を施した商品もみられます。床暖房に適したタイプもあるので、床暖房をお考えの方は事前に相談された方が良いと思います。
広葉樹と針葉樹。色や木目の美しさ、肌触りなど、豊富な樹種が揃う
無垢材は、広葉樹と針葉樹のふたつに分類することができ、
広葉樹 : オーク、チーク、ウォールナットなど
針葉樹 : スギ、ヒノキ、パインなど
に分かれます。
一般的に、内装材に用いる広葉樹は、重く硬いのが特徴で、強度があり傷が付きにくい素材。針葉樹は軽くて柔らかいため、歩行感や肌触りの良さが特徴ですね。

フローリングに用いられる商品も豊富なバリエーションが揃っています。多くみられる樹種には、以下のようなものが挙げられますが、材質や名称、産地など異なるケースもあるので、検討する際には商品としての建材の特性を確認することが大切になります。

■広葉樹
<オーク・ナラ>
硬木で、フローリングなどに向いた材。ホワイトオークやレッドオークなど、一般的に木目が美しく丈夫な素材。家具などにも用いられています。

<ビーチ・ブナ>
緻密な材質で、堅く粘りがあるため、構造材や家具などにも使用されています。淡褐色の心材(原木の中心部分)、白色がかった辺材(心材を囲む外周部分)で、板目に現れる細かい斑点状の紋様も特徴です。

<メープル>
傷や衝撃に強く、耐摩耗性にも優れた高級感のある材。表面のきめの細かさも魅力。家具や楽器などの材料としても用いられます。

<チーク>
強度に優れ、収縮が少ない高級材。耐久性や寸法安定性が高いことから、内装材や家具、船の甲板などに用いられています。味わい深い色合いが魅力の材です。

<ウォールナット>
広葉樹の中でも高級の樹種。衝撃に強く、耐久性も高い材。落ち着きのある色合い、重厚感のある木目が特徴で、家具やドアなどにも使用されています。

<バーチ・カバ>
狂いの少ない材。緻密で塗料のりがよく、美しい仕上がりが特徴です。

<タモ・ホワイトアッシュ>
はっきりとした木目が美しく、堅く粘りのある材。すっきりとした明るい色合いが魅力です。

■針葉樹
<スギ>
日本人には馴染み深い国産の針葉樹の代表的な木材。産地として有名なのは、秋田、天竜、吉野など。保温性があり、柔らかい足触りも魅力。木目はまっすぐで、辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色。加工しやすいため、造作や家具などにも用いられています。

<ヒノキ>
日本を代表する高級材。産地としては木曽が有名。特有の芳香や光沢があり、水にも強く、耐久性もあるため、柱や家具、浴槽などに使用されています。

<パイン>
針葉樹の代表的な材。伐採国や地域によって材質や風合い、強度などが異なります。比較的柔らかい材なので、素足で歩く床に向いています。

<アカマツ>
脂分も多く、弾力性や耐久性も良い、日本を代表する材。構造部材にも使われています。
木目の表情を生かした塗装には、いくつかの方法があります。無垢材ならではの、無垢の質感や風合いを感じることができるのがオイル仕上げ。植物油を原料とした自然塗料を用いたもので、表面に塗膜をつくらずに木材に浸透させ木材を保護します。
傷がつきやすいという欠点もありますが、傷部分に紙やすりを掛けオイルを塗り込むことでメンテナンス可能。調湿性も維持することができるのもメリットです。
やっぱり無垢の特徴、良さを取り入れたい方には自然塗料がお勧めです。
小さなお子様たちは、冬でも裸足でうちの中を駆け回っています。

また、傷がつきにくく、手入れが楽なのがウレタン仕上げ。ただし、素足で歩くとベタつきを感じることもあります。また、クリアラッカー仕上げも木目をみせることが可能です。いずれも表面に樹脂の塗膜をつくり、木材を守るものです。最近では、UV加工を施したもの、アンティーク風の仕上げの商品もみられます。
素材の特徴を理解し、生活を楽しむ無垢材
年月が経つほどに自然な光沢が増して、味わい深くなっていく無垢材。色や木目にバラツキがありますし、節の有無によってもイメージも異なります。
素材や塗装方法に合わせたお手入れは必要ですし、傷などへの配慮も欠かせません。
取り入れる際には、自然素材ならではの特徴を楽しむことができる、味わいとして受け止めることができる、そんな大らかさも必要かもしれません。

各メーカーの無垢材のフローリング商品としては、樹種、厚み、幅、張り方(寄木など)、塗装の有無など、さまざまなタイプが揃っています。
プランニングや予算と打ち合せしながら、自分スタイルに合わせた無垢フローリングを選んでみては・・・!