家づくりに役立つコラム

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シロアリ消毒剤の有毒性

2017年2月24日

日本のほとんどの地域(北海道、青森の一部を除く)の地中には、シロアリが住んでいると言われています。ですから、突然白蟻の被害にあってもおかしくないのです。 ただ白蟻の被害を防ぐために新築建物やリフォームした時には、ほとんどの施工会社が、一番被 害にあう1階床下に消毒剤をまいているのが現状です。それが問題なのです。

現在多くで使用されている農薬系の防蟻処理剤は数年で揮発、蒸発し部屋中に拡散し、そしてそ れを住んでいる人が吸ってしまうことにより、人体に影響(害)があるといわれています。現在 でもほとんどの住宅で農薬系の防蟻処理剤は使用されています。 その結果シックハウス症候群という症状に悩まされている方たちが沢山いるのも事実です。
アトピー

シックハウス症候群の症状

1. 目、鼻、のどの刺激症状
2. 皮膚の紅斑、かゆみ
3. 頭痛、精神的疲労、集中力の低下、めまい、吐き気
4. 嗅覚、味覚の異常
5. 過敏症の反応が出る

現在でもほとんどの住宅で農薬系の防蟻処理剤は使用されています。 なぜ、有毒性のある防蟻剤を使用するのか?

・喘息やアトピー、シックハウスになっても因果関係がわからない
・安く大量に生産できる
・国が認可しているものなので安全だと思っている

弊社ではこう考えます。 白蟻が死ぬほどの防蟻効果のある薬剤を使うということは、少なからず人間の身体にも影響(害) を及ぼすことは間違いないと思っています。 そして蒸発、拡散し、それを吸った人間の身体に良いことなんて一つもないと思っています。「百 害あって一利なし」です。
欧米の実情をお話ししますと、現在日本で多くに使われている農薬系のシロアリ駆除剤は、ほとんど使用されていません。なぜ使用していないのかを考えれば、農薬系のシ ロアリ駆除剤がいかに人間にとって良くないものかが想像できると思いませんか? でも、未だに作り続けられ、床下に散布されているのです。

私たちはお客様に家づくりをまかされた施工会社として、安全・安心な素材を提供する責任があります。人体に有害な農薬系シロアリ駆除剤を、安価だからと言って使用することはできません。

農薬系シロアリ駆除剤はの見分けかたは?

日本では従来、神経毒性を持つ農薬系有機薬剤の散布が行われてきましたが、 建築基準法の改正によりクロルデン(効果30年以上)・クロルピリホス(効果5年以上)といった効果が長く持続し、人体への影響の大きい農薬の使用が禁止されました。
現在使用されている合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系などの農薬成分についても、胎児への影響などが懸念されていますが、シロアリ被害を食い止める必要悪との見方から使用が認められています。

街を歩いていると木造住宅の建築工事中で、柱や梁が見えていて骨組みの状態になっている現場を見かける時があると思います。その時、土台や柱(地盤から1mぐらいの高さまで)に赤、緑、黄色といった色がつけられていて、近くに行くと独特の強烈な異臭がしてくるのを経験している方も多いのではないかと思います。それが農薬系シロアリ駆除剤を散布した状態です。この駆除剤の影響でシックハウス症候群の症状を発症している人も少なくありません。
独立行政法人 国民生活センターのアンケート調査にも出ています。

どのようなシロアリ対策をするといいのか?

弊社では基本的にはシロアリ駆除剤の使用は一切しておりません。『それじゃシロアリ被害にあってしまうじゃないか!!』とおっしゃる方がいるかもしれません。
しかし弊社では白蟻防蟻対策については3重の防御態勢をしています。

ヒノキ材を使用:

土台や柱だけでなく、間柱・筋違いにもヒノキを使用。ヒノキを使用することにより、ヒノキの含有成分の働きでシロアリを寄せ付けません。

ヒバ油を使用:

ヒバの木より抽出したヒバ油を土台や柱に散布することにより、シロアリの進入を防ぎます。
※ヒバ油は元々ヒバの木に含まれる、ヒノキチオールというシロアリが嫌いな成分を取り出し防蟻剤としているので、まったく無害でお子様の体にも安心な素材です。

基礎パッキンを使用:

シロアリを未然に防ぐには床下の適正な換気が必要だとも言われています。
いくらヒノキ材や防蟻剤を使っても、床下の換気が適正でないと、シロアリの発生率は高まります。ですから床下の換気をして、いつも乾燥状態にしておくことが大切になります。

価格は違う?

勿論シロアリ防蟻工事の価格も違ってきます。ただし、弊社の防蟻工事における3重の防蟻体制は標準仕様としています。お客様の大切な財産とご家族の健康を守るために、決して譲れない重要ポイントです。

効果は大丈夫?

『農薬系有機薬剤と弊社の防蟻工事への取組みとの効果はどちらが良いの?』と聞かれる事がありますが、シロアリ工事についての元々の考え方が違います。簡単に言うと、農薬系有機薬剤はシロアリが材木を食べるときに一緒にその薬剤を食べて殺してしまう方法です。シロアリが死ぬほどの薬剤ですから、人間とっては死なないまでも体に良くないことは誰でもご理解できると思います。私たちの施工方法は、シロアリの嫌いなものでバリアーを張り、寄せ付けない方法です。

農薬系有機薬剤はシロアリ駆除剤、弊社の方法はシロアリ防蟻剤として区別しています。

アメリカの実情をお話ししますと、1950年代からホウ塩酸系シロアリ駆除剤が使われるようになり、今では広く使用されるようになりました。農薬系シロアリ駆除剤を使用しているところは少なく、農薬系はいかに人間にとって良くないものかが想像できます。 でも、日本では未だに作り続けられ、床下に散布され、その上で生活しているのです。ある意味とても恐ろしい事です。