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高気密&高断熱
2021.09.13

パッシブデザインの室内環境は本当に快適なのか?測定結果概要編(埼玉県日高市G様邸 途中経過)

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

実は、2021年4月にお引渡ししたG様パッシブ住宅には、お引渡し時に、室内温度計(記録可能機器)を玄関・リビング・2階廊下・2階洋室等にセットさせていただき、来年の4月までの室内温度を測定していこうと、G様ご協力のもと自動記録により実測をしています。

先日、9/11に入居後6ヶ月点検も兼ねて、5ヶ月分のデータを回収してきました。まだ入居して半年、夏の猛暑を1回経験しただけですが、これから超高性能の家を検討している方に、少しでも参考になればと室内気温と外気温の関係がわかるデータの公開をいたします。

まず、家づくりを検討されている方の一番気になる事が、断熱性能の数値だけではなく、真夏の時期や厳寒の季節に、室内温度がどのくらいになるのか一番知りたい部分であると思います。(今回のデータは真夏のデータのみになりますが)

まずこのお家は、UA値=0.25(設計値) C値=0.2(実測) 全館冷暖房方式(一般市販エアコン冷房用1台・暖房用1台)、南面窓はシャッター・アウターシェード装備、太陽光パネル5.2kw搭載の家です。今回の室内温度データは2021年4/11~9/10までのデータのみになります。

その記録データがこちらです。

上のグラフは室内温度と湿度の測定データですが、4/11~9/10までの測定全期間のデータを縮小したものなのでよくわかりませんね。青色のグラフが室内温度(測定機器は2階の吹抜け部分の廊下に設置)を表しています。見たところグラフ線がかなり上がり下がりしているように見えますが、5ヶ月分を一つのグラフに圧縮しているので、一見、室内温度の上がり下がりが激しいように見えますが、1日単位で見るとほとんど温度変化がないことがわかります。(ただいまデータを整理中)

温度変化のグラフは、もっと見やすい1日単位でのグラフ表示を整理中ですので今しばらくお待ちください。次回6月・7月・8月・9月の各月の中で、最も暑かった日の1日の室内温度の変化を見てみたいと思います。

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