この記事を書いた人
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家
建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。
マンションの改装って結構大変です。
完成写真①
東京都練馬区に建つ、とあるマンションの改装工事を施工しました。現状の間取りは2DK+ウォークインクローゼット 床面積55㎡の間取りです。少しミニサイズの間取りに、細かく間仕切り壁を設けているのでDKしか取れず、狭く感じてしまう間取りでした。
現状はと言うと、
左奥がキッチンスペース、正面のくぼみが冷蔵庫スペース
DKとつながって和室がある
6帖の和室、障子あるために部屋が暗くなってしまう
元々狭いスペースを生かすには、無駄な間仕切り壁を取り除き、ウォークインクローゼットをなくしLDKとし、和室を洋室に変更。
施工にあたり、ほぼすべての床、一部の間仕切り壁を解体しました。その様子が下の写真。マンションの改装工事で悩まされることは、工事中の音、振動が伝わりやすいので十分注意をしながら施工しなければならない事。解体時のゴミの搬出時、一般入居者と動線が一緒になるので、上層階の工事になればなるほど大変です。ここは6階で、かなり気を使う工程ですね。
現状の床を全て剥がした状態、床を支える下地が出てきた。
床の下地の補強工事と水平を確認する
マンションのフローリングは、階下に振動や歩く音が伝わりにくいクッション材のついたフローリング材を通常使います。なので釘やビスで止めることが出来ないので専用接着剤を使用します。施工後、フローリングの上を歩くと足が沈み込み、クッション材の柔らかさが足に伝わってきます。なんとなく違和感がありますが慣れないせいですね。
フローリング下のベニヤ合板を取付
マンション用フローリングを貼り付け
2DK+ウォークインクローゼットPLANを、2LDKの3人家族用の間取りPLANにし、完成写真がこれ、
和室+押入だった場所が寝室クローゼット付に!南側に大通りが面しているので、とても日当たりがいい
LDKには今まで置けなかったダイニングテーブル、リビングソファが置けるようになった
別室の洋室
カウンタータイプの洗面化粧台
リニューアルしたトイレ ウォシュレット付
リニューアルした浴室