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無垢材×自然素材
2021.12.14

VOC測定をしてみたら?(東京都清瀬市)

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

最近では、某大手家具メーカー ニ〇リ・ヤ〇ダ〇機で販売をしていた珪藻土を素材にしたバスマットから有害物質アスベストが見つかったとの報告があり、メーカーが対象商品の自主回収をしたことが取り上げられていました。

画像と回収商品との関連は一切ありません

nitori_inspection_20122515.pdf (nitori-net.jp)

珪藻土商品のお詫びと自主回収のお知らせ (yamada-denki.jp)

そもそも珪藻土って原材料は何なのか? 珪藻土は、プランクトンの死骸や海藻の藻類が海底深く沈んだものを乾燥させたものが原材料となっています。ただこの珪藻土の特徴は、接着剤を入れないとバスマットのように硬くなったり、内装仕上げ材である珪藻壁のように塗れないのです。

その接着剤が化学合成接着剤などを含んだ珪藻土(特に安価な商品)になってくると、有害物質が含まれている可能性があるので、注意が必要です。

事実、過去に建築材料の仕上げ材、珪藻土の中からアスベストが検出されたという事がありました。新聞記事にも取り上げられましたので、知っている方もいるかもしれません。(確か10年以上前だったと・・・)

昨今、家づくりをするにあたり、木の集成材には接着剤使われ、珪藻土には接着剤が使われ、合板フローリングの床材には大量の接着剤が使われ、内装仕上げ材(壁紙)には糊が使われ、接着剤類を使わない建築資材は皆無に近いほど見かけなくなりました。せいぜい使われていないのは、本当の自然素材の無垢の木ぐらいだろうと思います。

ほとんどの化学合成接着剤の中には、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、スチレン、エチルベンゼン等の規制されている化学物質が入っています(アスベストのように使用禁止にはなっていません)。これらの物質はアトピー性皮膚炎やシックハウス症候群の原因物質でもあると言われています。

ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド等の含有量を24時間かけて測定

ですので、弊社では全棟建物完成時に室内空気環境の測定をしています。どうゆうものかというと、完成時に室内空気の中にどれほどの化学物質(前述のような物質)が含まれているかという測定をします。部屋に化学物質を吸着する試験体を24時間吊り下げ、吸着した物質と室内温度や湿度から、室内にどれだけの化学物質が含まれているか測定します。

結果は測定時の室温や湿度にも影響されます。測定中は一斉建物内に入れません

24時間後に試験体を回収し、専門検査機関に試験体の含有測定をしてもらいます。

やはり安全、安心な暮らしが一番だと思います。

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