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家づくりコラム
2017.02.21

坪単価が安いのには訳がある

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

一般的にローコストと言われている住宅です

結論から言えば、安価な材料を使い、職人の施工手間を省けばローコスト住宅は出来上がります。
材料も極力減らしていくことがポイントです。

建築資材

例えば、断熱性能をとってみますと、国で定めた地域別の性能基準をクリアしていれば違反建築ではありませんし、耐震性能をとっても、ランクが一番下の耐震性能1であれば違反でありません。耐震用部材も少なくて済みます。

もう一つ、間取りPLANにマジックがあるのです。それは、

・建物は真四角なPLANである(構造躯体の部材の大きさを小さくできる)
・1階と2階が重なっているPLAN(総2階PLAN)である(構造躯体の部材の大きさを小さくできる)
・1階の間仕切り壁(外壁側の壁以外の壁)と2階の間仕切り壁が、なるべく上下に重なっている(構造躯体の部材の大きさを小さくできる)
・上記の間仕切り壁がなるべく少ない(壁の材料費と施工費が安くなる)
・室内ドアが少なくなるPLANにする(室内ドア工事が安くなる)
・引戸ではなく、なるべくドアにする(ドアの方が安い)
・外部に付いたサッシをなるべく小さくする(サッシ工事が安くなる)
・屋根の勾配をなるべく緩くする(屋根面積が少なくなる)
・建物の高さをなるべく低くする(外壁面積が少なくなる)
・坪単価計算をするときに施工面積で計算する(坪単価が下がる)
・玄関ポーチ、2 階バルコニーを施工面積に入れて坪単価を計算する(坪単価が下がる)

等々キリがありませんね。
ある意味、企画住宅と言っていいと思います。

でも、企画住宅が悪いという事ではありません。真四角で総二階のPLANにして、耐震壁を多くすれば耐震性能が上がりますし、断熱性能も上がります。性能を上げるために四角いお家を造ることは問題ないのですが、ローコスト住宅を目的に四角いお家を造ろうとすると、コストダウンしてはいけないところまでしてしまうのが問題なのです。

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House

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