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家づくりコラム
2017.02.21

シックハウス症候群の方を増やさないために「VOC測定の全棟実施」

この記事を書いた人

代表取締役
サンエム建設株式会社代表取締役 大山剛人
パッシブハウスを中心とする高気密・高断熱住宅の専門家

建築歴45年、創業は1999年。100年快適に住める健康住宅を思い高気密・高断熱を極めパッシブハウス住宅をわかりやすくお伝えします。

私たちの暮らしの中には、家づくりも含めて工場での大量生産による物(商品)、製品であふれかえっています。各製品の製造メーカーは大量生産によるコスト削減をするために、製品の画一化、品質の均一化を目指しています。

しかし、製品コストを下げようとするあまり、人間の体が適応できない物質(有害物質)までもが使われることがあります。これは原材料の安さ、製品加工のしやすさが理由としてあげられます。
そして、シックハウス症候群(化学物質過敏症)という現代病が発症するようになったのです。
この病気は突然発症し原因も症状も多種多様で、ひとつの原因やひとつの症状でないことが多く、発症のメカ二ズムなど、まだまだ未解明な部分も多くあります。

国は、基準値を定めて有害物質の使用規制をしていますが、逆を返せば規制されていない、有害かもしれない物質はまかり通っているのです。これだけ有害物質を使用した製品・商品が氾濫していると人間の感覚もマヒしてしまっているのでしょう。

人間の一生のおよそ1/3~1/2が住まいの中で暮らしていると言います。実に長い期間を家族と共に生活をするのです。現代の生活から100%有害物質を取り除いて生活をするには、山の中にこもり自給自足の生活をしない限りは不可能です。

でもすべての有害物質を取り除く事は不可能だとしても、私たちの生活から極力有害物質を少なくした暮らしをしないと、未来の子供たちへの影響は測り知れません。現代はアレルギーやアトピー・喘息等を持っている人が非常に多くなっていると言われていますが、このような化学物質の反乱が間接的に影響しているのではないかと感じます。

健康素材、自然素材といわれるものは、空気中に有害物質を発散させない物であり、無垢の木・漆喰・和紙などがあげられます。今一度無垢材や漆喰などの健康素材を見直してみる事も、必要ではないかと思います。
弊社では、シックハウス症候群の症状にならないように、建物完成時に全棟VOC測定を行っています。

VOC測定とは、完成建物の室内の空気中に含まれる化学物質の有無を調べ、サンプリングした検体を中立な立場にある第三者機関に依頼し、引き渡し時にお客様へ測定結果をお渡ししています。

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